冬だけど桜が満開!梅みたいなサクラの種類と特徴
1月に咲き始めた沖縄の桜。
2月に入って満開になりました。
こんな時期に満開になるんだ~。
よく見てみると、開花時期だけでなく、他にも違いがありました。
そこには沖縄ならではの事情もありました。
種類
そもそも桜の種類が本州と沖縄でちがうみたいです。
沖縄の桜は「緋寒桜(ひかんざくら)」という種類。
彼岸桜(ひがんざくら)とは名前が似ていますが、別物です。
「寒緋桜(かんひざくら)」とも言うそうです。
他にも「緋桜(ひざくら)」、「台湾桜(たいわんざくら)」、「元日桜(がんじつざくら)」とも言うそうです。
全て同じ桜です。
開花時期
旧正月の頃に咲くそうです。
1月下旬から2月中旬頃です。
なので一年で一番寒いはずの2月に満開です。
沖縄の2月は春の陽気です。
子どもは半そででも平気です。
大人はちょっと無理。
花
本州の桜と比べると、色が違います。
濃いピンク色。
紅梅みたい。
ガク(花びらを支えている部分)までピンクです。
花は開ききりません。
8分くらい。
ちょっと閉じてる感じで全開です。
このおかげで、なかなか桜が散りません。
雨が降っても散りません。
本州でよく見る桜のじゅうたんは、沖縄では見れないようです。
高さ
桜の木が大きくなりません。
ひと回りくらい小さいです。
花も開ききらないので、ちょっと迫力に欠けるような…。
でも、沖縄の桜も奇麗です!
謎の木片
これは桜の木に限った話ではありません。
桜の木以外の街路樹にも木片がぶら下がってます。
10cm角くらいの小さな木の板です。
見た目は、バーベキューの時に使う着火剤みたいな感じ。
テックス板って言うそうです。
これはミカンコミバエと言う害虫を駆除するため物らしいです。
ミカンコミバエは沖縄ではすでに根絶していますが、近く台湾などでは生息しているので、風に乗って沖縄に運ばれた際に被害が出ないようにしているみたいです。
詳しくはこちらをどうぞ。
板には虫を誘引する薬と殺虫剤を染み込ませているようです。
触らない方がいいですね。
板に「危」の字が刻まれているので、この板が何か分からない人にも危険なのは伝わりますね。
まとめ
沖縄は桜の品種は寒緋桜です。
ちょっと背の低い桜で、花は濃いピンク色。花びらが開ききらず、散りにくいです。
冬でも気温が高いので、緋寒桜以外にもいろんな花が咲いています。
南国の象徴のハイビスカスも咲いています。
沖縄の花見は桜以外の花も楽しめそうです。
(自粛のため花見はできていません。)