オキナワフグがやって来た!飼い方は?毒はある?
「オキナワフグ」です。
ビーチで遊んでいるときに見つけました。
ぷくっとツルンとした見た目がとってもかわいいので、2匹を連れて帰ることに。
飼う予定なんてなかったので何にも準備してない!!
急いで準備しないと!
見つけた場所
いつものお気に入りのビーチで見つけました。
南城市にある百名ビーチです。
天然ビーチで、海水浴やビーチパーティーを楽しめます。
クラゲネットや監視員、シャワーなどはありません。
事故等は自己責任でお願いします。
場所はこちら。
ビーチのどこにいる?
波打ち際にいました。
「魚の形の砂が動いてるー!」
って思ったらオキナワフグでした。
オキナワフグは砂に潜る習性があるようで、波に合わせて砂の中を泳いでた?ので砂が動いているように見えたんだと思います。
波の力で砂浜に近くにまで流されて、波の引く力に合わせて海に帰っていく感じです。
5~6匹くらいの集団で泳いでいることが多いです。
泳がずに海中の砂の中から目だけ出していることもあります。
こちらは水槽で撮った写真ですがこんな感じ。
ここには2匹隠れてます。
左の魚は両目と口、右側の魚は片目だけ見えています。
時期
このビーチはちょくちょく遊びに行っていますが、フグを見つけたのは今回が初めて。
時期的なものや満月などの関係があるのでしょうか?
時期は9月下旬。ちょうど満月の日かその前後だったと思います。
遅くまで遊んで、丸い大きな月を見ながら帰ったので。
産卵のため砂浜に来ていたのでしょうか?
それとも水温の関係?
それとも、それとも…。
よくわかりません。
飼育用品が揃う店
海の帰り道、急いで飼育に必要な機材をそろえるためお店によりました。
メイクマン一日橋店
今回寄らせてもらったのは「メイクマン一日橋店」。
場所はこちら。
メイクマンは沖縄で有名なホームセンターです。
規模が大きくて色んなものが売っています。
今回必要な飼育セットもこちらで揃いました。
ビーチからの帰り道にちょうどお店があったので助かりました。
OKINAWA BIANCO
先程のメイクマンは自宅からはちょっと遠いので、普段はこちらのショップを利用することが多いです。
ペットボックス沖縄ビアンコ
https://petboxbianco.ti-da.net/
場所はこちら。
那覇にあるペットショップで、水の生き物が中心。
すぐ隣のペットショップにはネコちゃん犬ちゃんたちがいましたが、現在は動物愛護から扱っていません。鳥やうさぎなどは引き続きお店にいます。
品ぞろえもいいし、スタッフさんの知識がすごいです。
分からないことは全部教えてもらえます。嫌がらずに親切に教えてくれるので、きっとみんな生き物好きなんだろうな。
飼育セット
必要な物、買いそろえたものを紹介していきたいと思います。
水槽
小さな魚だけど60㎝以上の水槽がいいみたいなので、新しく購入しました。
ポンプは持っているから水槽だけで良かったんだけど、水槽とポンプがセットになったものしかなかったのでそちらを購入。ポンプはまた何かに使おう!
エサ
何を食べるか分からないので調べてみると、アカムシやクリルを食べるみたい。
アカムシは冷凍と乾燥のものがあって、店員さんに聞いてみると、メインであげるのは冷凍の方がいいみたい。乾燥はおやつ的な物らしい。
冷凍もいくつか種類があってビタミンなどの栄養が強化されたものやシンプルなものなど。
どれがいいか分からないから、とりあえず全部買おうとしたら、
「フグなら乾燥は食べないかもしれないですね。冷凍の方で慣れたら食べられるようになるかもしれないけど、最初は冷凍がいいかもしれません。」
って教えてくれました。
フグは飼い始めはなかなかエサを食べてくれないことが多いみたいです。なので冷凍アカムシのシンプルなものだけをとりあえず購入しました。
食べれそうだったら栄養強化したアカムシに変えていこうと思います。
クリルは乾燥したエビみたいな感じで、これも最初は食べないかもって。
でもアカムシを食べないかしれないので、クリルもとりあえず一つだけ購入しました。
家に帰って早速エサをあげてみると、1匹はクリルを食べたけど、もう1匹が食べてくれない。
アカムシを解凍してあげてみたけど、これは両方とも全く食べませんでした。
1匹が食べていない状態なので翌日エサを探しにまたペットショップに行きました。
スタッフさんに相談すると、
「海の魚?アカムシは淡水魚用だから食べないんじゃないかな?海の魚なら冷凍エビがいいよ。」と教えてもらって冷凍エビを購入することに。
冷凍のエビはクリルと違ってすっごく小さいです。それをぎゅっと四角くして1㎝キューブ位になったものが売られています。
家に帰って早速解凍してあげると、今度は両方とも食べました!
やったー!
でも、アカムシどうしよう…。
スポイト
エサをあげる時に、スポイトがあると便利です。
警戒しているのか、口の近くまで持って行かないとなかなか食べてくれない。
なので、解凍した冷凍エビをスポイトで吸って口の近くでピュッと出してあげます。そうすると食べるようになりました。
食べ残しを取る時にも便利です。
ピンセット
つかめるエサはピンセットであげてます。
100均のピンセットで十分だと思いますが、長さがないと手が水の中に入ってしまうので使いにくいです。
クリルは大きい(直径1.5㎝くらい)のでピンセットでつまんで水槽にいれてます。ほどなくして食べに来てくれます。
アカムシの時もピンセットであげてたけど、食べないみたいなので…。
冷凍エビはちりめんよりもっと小さい感じなのでピンセットでは持てない・持ちにくいのでスポイトで上げてます。
ポンプ
フィルターの付いたポンプです。循環機能と掃除の役割があります。
淡水魚用と海水魚用があります。ポンプだけなら一緒なのかな?
フィルターは間違えると大変です。
人工砂
砂に潜る習性があるので砂が必要です。
水槽の下にひく砂も、淡水魚用と海水魚用があります。
分かりずらかったのでこちらも店員さんに聞いて購入しました。
人工海水
淡水魚にはない手間ですが、海水魚には必須です。
こんなに入れるの?ってくらい使うので多めに購入。
比重計
「水◯リットルに対して人工海水◯g溶かす」という指示がありますが、それだけでは正しい比重にならないことも。
必ずこちらで測ります。
カルキ抜き
水道水のカルキを抜くための物。
100均でも売っています。
温度計
水槽は小さいと温度管理が難しいそうです。
オキナワフグの適正水温は20~25℃くらいだそうです。
温度計は100均で購入しました。
ヒーター
水温が低くて寒いといけないのでヒーターを買いました。
水槽の大きさによってヒーターを選びます。
小さい水槽用の方が安いけど、無理して稼働して逆に電気代が高くなることもあるそうです。
適切なサイズのものを。
でも、家に帰って水温を測ってみると、適正温度より高め!
必要なかった…。
冬には使うかな?一応とっておきます。
飾り
水草を浮かべたかったけど、海水用の水草ってないのか難しいのか、ショップではイミテーションを進められました。
水草が腐ってしまって水質を悪くしてもいけないので、イミテーションがちょうどいいかもしれません。
冷却ファン
ヒーターを買ったけど思ったよりも水温が高かったので、今度は冷却機をさがしました。
けっこう大きくて値も張ります。
これは今回は見送りにしました。
初め、フグがエサを食べたなかったのでショップの方に相談してみたら、水温が高すぎると食べないことがあると教えてもらいました。
確かに水温は高めだったので気にはなっていたのですが、ちょっと冷却ファンを購入するのはキツイ。
扇風機を当てたり、クーラーを使って様子を見てます。
水槽の周りに保冷剤を置いたりもしてみました。
初日だけエサを食べなかったけど、その後は順調なのでたぶん大丈夫だと思います。
毒
フグで気になるのは毒。
フグ毒は有名だし、かなり強い。
食べなければ大丈夫なはずなんですが、どうやらストレスがかかると体表から毒を出すことがあるみたいです。
ちょっと心配だけど、お世話の後などフグの周りの物を触ったらしっかり手洗いをしたら大丈夫かな?
傷口がある時などは、ビニール手袋などを使った方がいいかもしれません。
とりあえず、何度か触れてはいるけど、今のところ大丈夫です!
それと毒ではありませんが、歯には注意です。
フグは貝殻を砕いて貝を食べるので、すごく丈夫です。
噛まれると大変なことになるので、手を口の近くには置かないようにしましょう。
フグの習性
オキナワフグは、子どもの頃は淡水で育ち、大人になると海で過ごすようです。
なので成長の時期によってはアカムシを食べるのかも。
潜る習性があるけど、泳いでる時もあります。
砂の上でお腹をつけて止まっていることもあります。
潜る時は一瞬です。
しっぽをササって振ると、もういません。
そのしぐさもかわいい。
フグと言えば、ぷくっと丸くなるのも有名。
でのオキナワフグは丸くはならないみたいです。見たことがありません。
でも、エサを食べた直後は大きくなってます。
フグが丸くなるのは胃袋の中に空気や海水を一気にため込む為らしいです。なので
胃が柔らかいのかな?ご飯の後は大きく膨れてます。
ちょっと分かりずらいかもしれませんが、こんな感じ。
乾燥クリルをそのままあげた時は、ブクっとなってました。柔らかくしてから上げた方がいいのかな?
次のご飯の時間にはすっかり戻ってます。
まとめ
カラフルな魚がいるイメージの沖縄の海ですが、他にも魚はいっぱいいます。
オキナワフグは沖縄の固有種みたいです。
かわいいので、海行った時には波打ち際を探して見てください。
「この砂動いた!」って思ったらきっとそれはオキナワフグです。
食用にはなりません。見るだけ、可愛がるだけにしてください。
食べなければ毒は問題なさそうですが、自宅で飼う時は、お世話のあとは手を洗うようにしてください。
ストレスをかけないよう心がけてください。
海の魚の飼育は揃えるものがたくさんあります。
淡水用と海水用は間違えないよう注意です。
責任を持って飼育してください。