岡山⇒那覇 実際にかかった移住費用と安くする方法
沖縄への引っ越し。
皆さんご存知の通り、その費用は高いです。
あまり荷物を増やさないようにして今まで暮らして来たけど、気づけば色々増えていた。
でも、引っ越し費用が高い原因はそれだけじゃなかったんです。
色んな盲点があって、予想以上の出費にへこんでしまう。
そんな経験も、これから引っ越しをする方の参考になってくれたら嬉しいです。
移住費用に入るもの
今回の引っ越しは岡山から那覇まで。
大人2人+小学生2人分です。
引っ越し業者さんにお支払いした費用以外にも、引っ越し関係でかかった費用全てをまとめています。
引っ越す前の日常生活→沖縄での日常生活。
この「→」の間に必要だった費用について書いています。
移住費用
下見旅行 27.8万円。
引っ越し準備 7.9万円
新居初期費用 50万円
引っ越し費用 30万円
移住交通費+宿 14.3万円
レジャー 10.5万円
家具家電 20万円
車 55万円
合計 213.5万円
細かい内訳を見ていきます。
下見
沖縄に引っ越す前に、物件を決める為みんなで3泊4日の下見旅行に行きました。
岡山の自宅⇔岡山空港のタクシー 13000円
飛行機チケット+宿泊費 18万円
レンタカー 12000円
駐車場 7000円
ガソリン 1000円
交通費計 21万3000円
外食 35000円
食材 5000円
食費計 4万円
レジャー 14000円
土産 8000円
娯楽費計 22000円
サングラス 2000円
薬 1000円
諸費計 3000円
合計 27万8000円
自宅から空港まではタクシーで移動しました。
岡山空港⇔那覇空港の飛行機は1日に1往復しかなく、朝早く出発する便と夜遅く返ってくる便。
子供連れではその時間帯の電車やバスの移動は難しかったのでタクシーを利用しました。
4人で乗ったので、それほど割高でもなかったです。
ただ、大きなスーツケースを何個も乗せれられないので、荷物は結構減らしました。
飛行機と宿泊費はかなり高くなってしまいました。
この下見旅行は突然決まったので、飛行機の予約は出発の数日前。
知らなかったのですが、ギリギリの予約はすごく割高です!
ホテルは節約のためサービスドアパートメントにしました。
キッチン、冷蔵庫、レンジ、洗濯機、乾燥機などが付いていて、そのまま生活できます。
鍋や調理器具、皿やコップなども付いています。
節約のためなるべく自炊。
洗濯機、乾燥機があるので、コインランドリー代も節約できました。
レンタカーは那覇空港に到着後、帰りの飛行機に乗るまで借りていました。
物件探しであちこち行くので、レンタカーは必須です。
ホテルの駐車場がコインパーキングだったのが予定外の出費でした。
短時間の駐車でもお金がかかってしまう。
夜は上限の1000円でメーターが止まります。
レンタカーは軽自動車だったので、ガソリン代は安かったです。
なんだかずっと旅行気分で、外食・レジャー費は高くなりました。
GoToトラベルもちょっと関係あります。
この時はまだGoToトラベル開催中。
還元された地域共通クーポン券があると、「使わなきゃ!」って思って色々買ってしまう。
サングラスと薬は予定外の出費でした。
沖縄の日差しが強すぎて運転できない。
目が痛いし頭痛もする。
物件探しで色々回らないといけなかったので、しぶしぶ購入しました。
引っ越し準備
あいさつ品 15000円
レンタカー 22000円
ガソリン・駐車場 3000円
レジャー 3万円
弁当 4000円
ホテル 5000円
合計 7.9万円
クラスメイトや近所の友達、先生やママ友。
お世話になった方に挨拶しました。
クラスメイトへのプレゼントは数が多いので、思ったより出費が多かったです。
車を所有していないので、何度かレンタカーを借りました。
最後にもう一度行きたいところ、行ってみたかったところ、あいさつ回り、不良品の処分などに使いました。
お弁当とホテルは渡航前日分です。
渡航前日は、 アパートの立ち合いをすませた後、駅前のホテルに入りました。
自炊は出来ないので食事はお弁当です。
新居の初期費用
50万円
引っ越し費用
30万円
一括見積で比較して安くしてもらいました。
10万円以上安くなったので、数社に見積もってもらうのがおすすめです。
古くなった冷蔵庫も一緒に処分してもらいました。
自分で市の施設に運んで処分するのも、引っ越し業者さんにお願いするのも、価格はあまり変わらなかったのでお願いしました。
移住交通費+宿泊費
岡山空港までのバス 2500円
航空券チケット+宿泊費 12万円
レンタカー 16000円
ガソリン 4000円
駐車場 500円
合計 14万3000円
渡航前日は、駅前のホテルに宿泊したので、岡山駅→岡山空港はバスで移動しました。
朝早かったけど、ホテルから岡山駅までは歩いて2分。
子どもたちも大丈夫でした。
岡山から那覇まで荷物を運ぶと、届くまで1週間ほどかかります。
1週間暇なので、石垣島にも寄りました。
合計で、岡山→那覇→石垣島→那覇の航空券を購入。
石垣島では2泊。那覇に戻ってからは美ら海水族館近くのホテルで2泊。
なので航空券と宿泊費が高くなっています。
レンタカーは旅行の間と、その後も車を購入するまで1週間ほど借りました。
今回のホテルはすべて無料駐車場付き。
なので駐車場代は安かったです。
レジャー
外食 4万円
レジャー 6万円
土産 5000円
合計 10万5000円
遊び過ぎました。
普通に移住すれば、かからない費用だと思います。
家具家電
冷蔵庫 10万円
ガスコンロ 2万円
カーテン 1万円
ラック 1万円
クッション 2万円
自転車 2万円
雑貨 2万円
合計20万円
冷蔵庫は岡山で処分したので新しく購入。
電気屋の店員さんに相談したら、倉庫にある旧型を安く売ってくれました。
ガスコンロは、岡山で使っていたのがプロパンガスで、沖縄の家は都市ガスだったので、今までのガスコンロが使えませんでした。
引っ越しで持って来てたけど仕方がないので新しく購入。
でも、冷蔵庫とガスコンロをまとめて購入したら少し安くしてもらえました。
カーテンも今までのものを使いたかったけど、サイズが合いませんでした。
沖縄の家はカーテンレールが高くて、カーテンも長くないと合わない。
なので新調しました。
キッチンにちょうど良く収まるキッチンラックも購入。
クッションは、ソファーが欲しかったんだけど、子どもたちがクッションの方がいいって言うので、丸い大きいのを購入しました。
クッションにしては高いけど、ソファー代と思って。
自転車は、私に必須のアイテム。
岡山の自転車はギシギシなっていたので新しく購入しました。
自転車屋が少なくて見つけるのに苦労しました。
雑貨は基本的に100均で購入。
あとは部屋に合わせた本棚とかチェストとかゴミ箱とか。
ちょっとした物だけど数が必要なので、まとめるとそれなりの出費でした。
室内物干しも購入しました。
岡山は「晴れの国」って言われていて、本当に晴ればっかり。
室内物干しなんて必要なかったけど沖縄の冬は雨ばっかり。
やっぱり必要です。
車
車 50万円
保険 5万円(年間)
合計55万円
購入したのは中古の軽。
沖縄では中古車が高いです。
本州から運ぶと6~10万円くらいかかるみたいです。
反省点
飛行機のチケット
遅くとも1週間前までに予約するべきでした。
料金が全然違います。
車
岡山にいるうちに購入しておけばよかったです。
引っ越しの1か月ほど前からレンタカーの利用頻度が高くなってたし、沖縄に来てからも2週間くらいレンタカーを利用しました。
岡山で購入していたら、もう少し引っ越し作業もしやすかったし、用事をこなすのも楽だったと思います。
下見
下見旅行をもっと活用すればよかったです。
新居を見つけるのが最優先ですが、車や家電を入居日や渡航日に合わせて手配していたら、レンタカーも必要なかったし、外食も少なくて済んだと思います。
浪費
レジャーと外食が多すぎました。
観光気分でいたので大変なことになっちゃった。
キッチンがない間は仕方がないけど、サービスドアパートメントを使ったりスーパーのお弁当ですませたりして、もう少し費用を押さえられたと思います。
外食するなら沖縄そばがいい。
安いし美味しいし沖縄らしい。
ホテル
無料パーキングがあるホテルがいいです。
荷物が届くまで実家や友達の家でお世話になれたら、だいぶ違うかな。
家具家電
今まで使っていた家具家電がそのまま使えたら、出費も抑えられたし、すぐに日常生活が送れたと思います。
冷蔵庫を処分しちゃったから、しばらくは冷蔵庫のない生活。
外食が多くなってしまいました。
ガスコンロも、都市ガスかプロパンガスか確認しておけばよかったです。
そしたら運ぶ必要がないので引っ越し荷物ももう少し少なかったのに。
家賃
費用には入れませんでしたが、12月分の家賃は岡山と那覇の家、両方に支払いました。
ちょうど月が替わってから新居が決まったので、どうしても「1か月前の退去告知」が出来なくて。
仕方がないといえば仕方がないのですが、もったいなかったな。
月末ギリギリでもいいので、月が替わる前に退去連絡ができると、2重払いせずに済むと思います。
私たちが借りていたアパートは退去連絡は書面でする必要がありました。
電話ではダメなので書類と取り寄せたり店舗に出向いたり、ちょっと手間がかかります。
物件によっては3か月前までだったりするので注意です。
安くするコツ
飛行機のチケット
航空券は早めの予約がいいです。
自宅から近いマイナーな空港を利用するより、ちょっと移動して大きな空港を利用した方が安いかもしれません。
岡山なら博多から乗る、とか。
引越し費用
引っ越し費用は複数業者から見積もりを取ってください。
可能なら繁盛期や土日は避けて。
午後の引っ越しの方が安いことがあります。
荷物はコンテナ1つに収まるように、なるべく減らします。
新居で使える物・使えない物を把握しておくと、不要な荷物を運ばずに済みます。
荷物に余裕がある時は、引っ越し後すぐに使うものを引っ越し荷物に入れておくと便利です。
引っ越したばかりだと、安いスーパーはまだ分からないし、すぐに必要なものは高くても買ってしまいます。
引っ越す前に用意しておくと、引っ越した後ちょっと楽です。
引っ越し費用と家電は相談すると安くなることが多いです。
「もう少し…。」と言ってみてください。
言うだけタダです。
車
車を購入するなら、納車を渡航日に合わせるとレンタカー代が浮きます。
引っ越し前の購入も検討してみてください。
沖縄の中古車は高いです。特に軽。
レンタカーが必要な時は、航空券や宿泊とセットで申し込むと安いです。
無料駐車場のあるホテルに宿泊すると、駐車場代がかかりません。
生活費
ホテルはサービスドアパートメントがいいです。
冷蔵庫や洗濯機など生活に必要なものは、入居日に揃うようにします。
外食、コインランドリー代が節約できます。
前の家の家賃
アパートの退去連絡は早めにします。
月が替わる前がいいです。
ポイント還元
クレジットカードの利用枠を確認、必要なら増額しておきます。
大きな額の支払いが多いので、ポイントが結構たまります。
上限に達して使えないのはもったいないです。
思わぬ出費
引っ越して少し経つと、以前住んでいた市町村から色々届きます。
市民税、国民年金、国民健康保険の請求書です。
以前のアパートの電気代、ガス代、水道代、通信費などの請求も来ます。
どれも正当なものなのですが、もう住んでないところの支払いってなんだかちょっと損した気分。
まとめ
今回は、移住と旅行が混ざってしまったので高めだと思います。
あまり参考にならないかもしれませんが、イメージしやすいように実際の費用でまとめました。
実践できそうな安くなるコツがあったら使ってみてください。
きっと私たちの移住費用よりもずっと安くなると思います。
どんなに準備しておいても、思わぬ出費は必ずあります。
移住費用は少し多めに用意しておくと安心です。